フォーミュラE
2026年7月6日
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日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は、同社のフォーミュラEチームが、中国・上海で開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン12(2025/26)の第12戦、第13戦に参戦し、7月5日(日)の第13戦でオリバー ローランドが8位入賞しポイントを獲得しました。両日ともに悪天候予想によりスケジュールが3時間前倒しとなり、各チーム、ドライバー共に早朝からの対応を余儀なくされ、非常に厳しいコンディションの上海大会でした。
第12戦は、ローランドはデュエル進出を逃し、決勝は後方の13番グリッドからのスタートとなりました。チームメイトのナトーはモナコ、および三亜で発生したアクシデントに伴う複数のコンポーネント交換を強いられ、60グリッド降格ペナルティを受け最後尾からのスタートとなったため、予選ではタイヤを温存する戦略を選択しました。
決勝では、ローランドは混戦となったスタート直後に順位を上げ、一時トップ5圏内に浮上するなどドライコンディションでは良いペースを見せたものの、レース後半に雨が強まるとそれを維持できず、13位でゴールしました。ナトーは最後尾からのスタートに加え、60グリッド降格ペナルティの影響によりオープニングラップ終了時に10秒間のストップ&ゴーペナルティも科され、エネルギーセーブを重視した戦略を採りました。終盤にタイヤ交換と空気圧調整のためにピットインしましたが、作業中のトラブルでコース復帰が遅れ、20位でレースを終えました。
第13戦は、夜のうちにマシンに変更を加え、前日より降り続く雨の中でレースを迎えました。
ローランドはデュエル準決勝まで進出し、4番グリッドを獲得しました。ナトーもデュエルへ進出し、当初は5番グリッドを獲得しましたが、技術規則違反により予選は失格となりました。
決勝では両車ともフルウェット仕様でのスタートとなりました。豪雨の中、レースはセーフティカー先導3周の後に開始され、序盤はトップ10圏内をキープしていたローランドでしたが、路面が乾くにつれてウェット向けセットアップが不利となり順位を下げました。終盤は、導入されたフルコースイエローを利用しドライコンディション向けのタイヤへ交換する戦略を選択しました。再スタート後、最後のアタックモードを使用し驚異的なペースを発揮し、最終ラップだけで6台を抜いて8位でフィニッシュしたほかファステストラップも記録し、追加ポイントを獲得しました。
ナトーも最後尾から力強いレースを展開したものの、ローランド同様、路面が乾く中でウェットセットアップに苦しみました。最後の6分間のアタックモードでは順位を上げたものの、途中でフルコースイエローが導入されたことで追い上げをを続けることができず、17位でのフィニッシュとなりました。
フォーミュラEの次戦は日産にとってホームレースとなる東京で、7月24日(金)~26日(日)に開催されます。

トマソ ヴォルペ(日産フォーミュラEチームマネージングディレクター兼チームプリンシパル)
「上海での週末は厳しいものとなりました。第12戦の予選結果は理想的ではありませんでしたが、ローランドはトップ5まで順位を上げました。しかし雨が強まった影響でペースを維持することができず、ポイント圏外となりました。ナトーもスタート前からペナルティによって厳しい状況に置かれ、さまざまな戦略を試しましたがポイント獲得には届きませんでした。
第13戦では一晩かけて行った調整がうまく機能し、予選で好結果が出ました。ただし決勝では両車ともウェットセットアップを選択したものの、雨が止み路面が想定以上に早く乾いたことで、その判断は結果的に報われませんでした。
それでもフルコースイエロー中にローランドのタイヤを交換した大胆な判断は正解で、彼はその後素晴らしいペースを見せてポイントを獲得してくれました。
今週末はパフォーマンスを最大限発揮できたとは言えませんが、ローランドは残る4戦を前にドライバーズタイトル争いで有利な位置につけています。今後はすべての力を東京に注ぎます。チーム全員が楽しみにしているレースであり、日産のホームファンの前で良い結果を残したいと思います。」

「第12戦のフリー走行ではクルマの感触は良かったのですが、予選では強いアンダーステアに悩まされたことでデュエル進出ができませんでした。決勝ではトップ5まで浮上し、エネルギーセーブもうまくできていましたが、雨が降り出してからはペースを失ってしまいました。
翌13戦は、セットアップ変更を加えたことで、ウェットコンディションの予選では4番グリッドを獲得できました。しかし決勝では路面が乾き、ウェットセットアップの影響で厳しい展開となりました。ポイント圏外に沈み、ペースも落ちていたため、フルコースイエロー中にピットインしてドライコンディション向けタイヤへ交換するリスクを取る価値があると判断しました。結果的にその作戦は成功し、ポイントを獲得することができました。今シーズンは4戦を残してまだタイトル争いに加わっています。しっかり切り替えて、良い実績を持つ東京で結果を出したいと思います。」

「60グリッド降格ペナルティとストップ&ゴーペナルティがあったため、上海大会は最初から厳しいレースになることは分かっていたため、予選ではタイヤを温存し決勝ではエネルギーマネジメントをしっかり行いました。期待していたセーフティカーも入りタイヤ交換を行いましたが、ピット作業中のトラブルにより最適なタイミングでのコース復帰が叶いませんでした。第12戦ではチャンスを生かせなかったことが悔やまれます。
第13戦はチームの調整がうまく機能し、特に予選の感触はよかったです。ウェットセットアップは序盤こそ良かったものの、レースが進むにつれて路面が乾き、状況は厳しくなりました。それでも最後のアタックモード中は順位を上げることができましたが、途中でフルコースイエローが出されたことで追い上げが止まってしまいました。自分ではどうすることもできないペナルティに苦しめられたフラストレーションの残る週末でしたが、次戦の東京で巻き返したいと思います。東京は特別なイベントなので楽しみにしています。」





