フォーミュラE

日産フォーミュラEチーム、サウジアラビアのジェッダ戦で再び頂点を狙う

2026年2月10日

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日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン エスピノーサ)は、同社のフォーミュラEチームが、今週末にサウジアラビアで開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン12(2025/26)の第4戦・第5戦に参戦することを発表しました。2025年に初めてジェッダで開催されたダブルヘッダーでは、オリバー ローランドが2戦目に圧巻の勝利を収めており、今年も同じ舞台での活躍が期待されます。

今シーズン序盤、日産は安定した速さを披露しており、ローランドはサンパウロとメキシコシティで表彰台を獲得しています。一方、チームメイトのノーマン ナトーも、シーズン最初のダブルヘッダーを前に、そのスピードを確実にポイントへつなげたい考えです。この2連戦は、チームにとってランキング順位を押し上げる大きなチャンスになります。

 

サウジアラビアでは今回で8年連続でE-Prixが開催されており、ジェッダでの開催は2回目となります。紅海沿いのジェッダコーニッシュサーキットでは、今年もナイトレースとして行われ、全長3.001km、19のコーナーからなる高速レイアウトがドライバーを待ち受けます。オーバーテイクのチャンスはターン1、8、そしてスピードに乗ったまま駆け抜けるターン12の長い左カーブを抜けたあたりです。

 

週末初日のレースでは、シーズン12で初めて「ピットブースト」が復活します。ピットレーンで30秒間・600kWの急速充電を行い、マシンは10%(3.85kWh)のエネルギーを追加できます。また、シーズン12(2025/26)では、ピットブーストが導入されるレースではアタックモードは6分間の1回のみとなります。土曜日のレースは従来どおり、ピットブーストなしで、8分間のアタックモードを2回使用できる通常のE-Prix形式になります。わずか2日間でまったく異なるレースが行われるため、チームにとって非常に大きな挑戦になります。

 

現地時間木曜日20:00(UTC+3)のフリープラクティス1で走行がスタートします。金曜・土曜の予選はともに15:40、決勝は20:00に開始されます。

日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクター、およびチームプリンシパルであるトマソ ヴォルペは以下の通りに意気込みを語りました。「サウジアラビアに戻って来られるのはいつも嬉しく、特に昨年とても良い結果を収めたジェッダでのレースを楽しみにしています。ダブルヘッダー初戦に向けた準備期間は短く非常にハードでした。ピットブーストの復活に加え、全く異なる2つのレース形式への対応が必要で、チームにとって密度の濃い1週間になりました。マイアミでは悔しい結果になりましたが、改善すべき点は明確になり、すでに対策も施していますので、再び表彰台争いができると確信しています。」

オリバー ローランド(ドライバー) コメント

「昨季、ジェッダは私たちにとって最も得意とするサーキットのひとつで、第2レースでは最高のパフォーマンスを発揮して勝利できました。ただ、今年はどのチームもGEN3 Evoマシンの理解度を深めているため、簡単ではありません。このサーキットは難しいブレーキングポイントが多く、ドライバーとしての力量が問われます。前回のマイアミ戦では予選が課題として残りましたので、ここを改善できればレースでも前方争いができるはずです。それが今週末の目標です。」

ノーマン ナトー(ドライバー)コメント

「マイアミ戦の悔しい結果から立て直しを図りたいですし、このダブルヘッダーは大きなチャンスになると思っています。ピットブーストがあることで、両日全く違ったレースになりますので、エネルギーマネジメントもアタックモードの使い方も変わってきます。昨年のジェッダは本当に楽しく走れましたし、ナイトレースは特に魅力的です。ここでは予選が重要になると理解していますし、今シーズン3戦のうち2戦でデュエルに進めているので、自信もあります。ダブルヘッダーは多くのポイント獲得のチャンスですので、しっかり結果を出して選手権順位を上げたいです。」

サム バード(リザーブ兼開発ドライバー)コメント

「ジェッダの最大の特徴は、予選とレースで路面温度が大きく変わることです。予選は昼間の暑い時間帯に行われますが、レースは夜の涼しい環境でスタートしますので、タイヤにとっては有利になります。今季ここまでよりも低速コーナーや方向転換が多く、レイアウトも興味深いです。2日間で異なるレース形式になりますが、どちらもエネルギーマネジメントは重要になると考えています。終盤の全開バトルに備え、先頭マシンのすぐ後ろにつける戦略が有効になるのではないかと思います。」