日産/ニスモ、2021 年のモータースポーツ活動概要を発表

日産/ニスモ、2021 年のモータースポーツ活動概要を発表

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2021年 2月 16日

フォーミュラ E と SUPER GT を二本柱として取り組む

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠 以下、日産)およびニッサン・モータースポー ツ・インターナショナル株式会社(本社:神奈川県横浜市鶴見区、社長:片桐 隆夫 以下、ニスモ)は 13 日、2021 年のモータースポーツ活動概要を発表しました。

日産/ニスモは本年のモータースポーツ活動に、FIA フォーミュラ E 世界選手権及び SUPER GT を二本柱として取り組 みます。また、カスタマーレーシング活動として、NISSAN GT-R NISMO GT3 や日産車、日産エンジンでモータースポ ーツ活動を行うチームを引き続き支援します。

「日産/ニスモはモータースポーツ活動を通じて、電動化や次世代パワートレイン技術をはじめとする、将来に向けた技術 開発を継続していきます」とニスモ社長で CEO の片桐 隆夫は述べました。「私たちは、いかなるときにも決してあきらめる ことなく、常に勝利を目指してチャレンジしていきます。未だ新型コロナウィルス感染症の影響を見通すことはできません が、例年以上に国内外のファンの皆様がワクワクするレースをお見せできるよう、今シーズンも様々なカテゴリーに全力で 取り組みます」

1. FIA フォーミュラ E 世界選手権

日産は、チームランキング 2 位を獲得した昨シーズンに続き、ABB FIA フォーミュラ E 世界選手権(シーズン 7)に参 戦します。参戦3年目を迎えるシーズン 7 は、2 月 26 日にサウジアラビアのディルイーヤで開幕する予定です。日産は 電気自動車(EV)によるモータースポーツを通じて、ゼロ・エミッションの EV が持つワクワクや楽しさを世界中の方に伝え たいと考えています。高性能 EV であるフォーミュラ E は、EV の普及を目指す日産にとって、とても重要な取り組みの一つ です。

グローバルモータースポーツダイレクターのトマソ ヴォルペは次のように述べています。「3 年連続でフォーミュラ E に参戦し、 私たちの技術とパフォーマンス、そして EV を運転することの楽しさをお見せできることを楽しみにしています。昨年は大変い い結果を残すことが出来ました。シーズン 7 ではタイトル争いの有力候補になりたいと思っています」そしてトマソ ヴォルペ はこう続けます。「日産は古くから EV を開発し続けてきました。EV 開発が DNA の一部となっている日産にとって、メーカ ーやお客さまからの注目が高まっているこのような素晴らしい EV レースシリーズに参戦することは当然のことであり、その姿 をお客さまにお見せできることを誇りに感じています」

日産 e.dams フォーミュラ E チームの監督は、オリビエ ドリオとグレゴリー ドリオが務めます。そしてチームドライバーとして 3 シーズン目を迎えるセバスチャン ブエミは引き続き 23 号車を、チームメイトのオリバー ローランドは 22 号車をドライブ します。

今シーズン、日産はフォーミュラ E のレースカーに名前を付けました。日産の最新かつ最も有名な EV のロードカーにちなん で、23 号車を「日産アリア」、22 号車を「日産リーフ」と名付けました。

 

 

 

 

 


日産 e.dams のパートナーであるシェル、リシャール・ミル、LEMO、CFI に加えて、今シーズンよりデュポンが新しいパート ナーに加わりました。デュポン・セイフティ社のグローバル・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのジョン リチャードは述 べました。「ABB FIA フォーミュラ E 世界選手権は、最先端の技術を使い高効率な電動パワートレイン技術を磨き上げ る絶好の場であるとともに、チームのパフォーマンスと安全性を披露する素晴らしい機会です。」また、デュポンのアドバンス トソリューション担当バイスプレジデントであるティナ ウーはこう述べています。「デュポンは、安全性、軽量化、持続可能性、 効率性を中心としたソリューションを提供することで、OEM やサプライヤーと共に様々な分野において自動車の進化に貢 献できると考えています。日産 e.dams との技術提携は、成長を続ける電気自動車市場が必要とするイノベーションと 技術的進歩を継続的に開発することを可能とし、そして乗用車向けのソリューションをいち早く実現することに貢献するこ とでしょう」

 

2. SUPER GT GT500 クラス

日産/ニスモは、2021 年仕様の NISSAN GT-R NISMO GT500 を開発し、SUPER GT GT500 クラスに参戦す るチームに技術支援を行います。各チームの体制及び車両名は以下のとおりです。

【SUPER GT GT500 クラス チーム体制】

 

4 チームをまとめる総監督は、ニスモ COO の松村 基宏が引き続き務めます。また、ミハエル クルムがエグゼクティブアドバ イザーとしてチーム及びドライバーの支援を行います。

【2021 年仕様車両】
昨年導入された Class 1 規則において、2021 年は車両の空力領域等が開発凍結となったため、開発が可能なエリア で各部品の軽量化や信頼性の確保を重視した車両開発を行っています。シリンダーヘッド周りを中心とした改良を施す ことでエンジンの熱効率と出力を向上させ、その特性を最大限引き出すために実車で制御データの適合を最適化して運 転性も改善しました。また、タイヤ毎により詳細なセットアップチューニングを行うことで、競争力をさらに向上させています。

3. カスタマーレーシングプログラム 1) カスタマーレーシング – GT3 プログラム

ニスモは FIA GT3 規定の NISSAN GT-R NISMO GT3 で参戦するチームの支援を引き続き行います。

– SUPER GT GT300 クラス
今シーズンも 5 台の NISSAN GT-R NISMO GT3 が SUPER GT GT300 クラスに出場します。GT3 オフィシ ャルパートナーチームの GAINER から 2 台、同 KONDO RACING から 1 台の NISSAN GT-R NISMO GT3 がエントリーします。また、NILZZ Racing、RUNUP が参戦します。

日産自動車と KONDO RACING は、レース活動を通じた人財育成プログラム「NISSAN MECHANIC CHALLENGE」を今シーズンも引き続き実施します。日産・自動車大学校の学生や販売会社のテクニカルスタッフ が参加する本プログラムは、2011 年にスーパー耐久シリーズへのチャレンジからスタートしました。2019 年からは、 GT300 クラスに活動の場を移し、2 年目となる 2020 年には、年間チャンピオンの座に輝きました。プログラムのス タートから 10 周年となる今年は、ディフェンディングチャンピオンとして、チーム一丸となって更なるチャレンジに向け取 り組んでまいります。

 

– スーパー耐久シリーズ
スーパー耐久シリーズでは、ST-X クラスに MP Racing 及び DAISHIN/GTNET からそれぞれ 1 台の NISSAN GT-R NISMO GT3 が出場する予定です。ニスモは今年も技術支援を行います。
なお、ST-3 クラスには、OKABEJIDOSHA motorsport と Max Racing から FAIRLADY Z NISMO RC が出場を予定しています。

2) カスタマーレーシング – エンジンサプライプログラム

日産/ニスモは、2020 年シーズンから導入された LMP3 規則に対応した VK56 エンジンをオレカ社を通じて供給 し、技術支援を行います。同エンジンは、欧州ではヨーロピアン・ルマン・シリーズ、ミシュラン・ルマン・カップ、アルティメ イト・カップ・シリーズ、北米ではデイトナ 24 時間レースを含む IMSA ウェザーテックスポーツカー選手権、IMSA プロ トタイプチャレンジ、そして今シーズンは UAE で集中開催されるアジアン・ルマン・シリーズなど、世界各地で開催され る全ての LMP3 クラスのレースに出場するチームに供給されます。

その他の活動

日産セントラ・カップ:セントラによるワンメイクレースがカナダで 5 月から開催されます。

ニスモドライビングアカデミー:ロードカーユーザーとモータースポーツとをつなぐ活動として、NISMO ロードカーや NISSAN GT-R、フェアレディ Z のユーザーを対象としたドライビングレッスンを本年度も実施します。ミハエル ク ルムが校長、ニスモ契約ドライバーが講師を務める本活動は、日本各地のサーキットで開催を予定しています。

NISMO Festival:23 回目の開催となるファン感謝イベント「NISMO Festival」。今年も富士スピードウェ イで開催を予定しています。(日程は決定次第発表)