波乱の第2戦で#12 カルソニック IMPUL Zが3位表彰台

5月 08, 2022

2022年SUPER GTシリーズ第2戦が5月3日、4日に富士スピードウェイで開催されました。恒例のゴールデンウィーク開催となるこのレースは、日産/NISMO陣営にとって、今シーズンから参戦するNissan Z GT500の性能が試されるレースとなります。開幕戦の結果によって、#23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は22kg、#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は12kg、#12 カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)は8kgのサクセスウェイトが搭載され、#24 リアライズコーポレーションADVAN Z (佐々木大樹/平手晃平)はサクセスウェイトなしで450kmのロングレースに挑みました。

予選

予選日の5月3日、天候は晴れで肌寒い気候となり、気温14度、路面温度21度のコンディションのもと、午後3時33分から10分間のGT500クラス予選Q1が開始されました。#23 Zは松田が、#3 Zは千代がアタックを担当。じっくりとタイヤを温め、5周目にアタックを行いました。#23 Zは1分27秒090、#3 Zは1分26秒832をマークし、#23 Zはアタックを終了しました。#3 Zは6周目にもアタックを続け、1分26秒701とタイムアップを果たしました。#24 Zは佐々木が6周目にベストタイムを更新し1分26秒578、#12 Zは平峰が5周目に1分26秒989のベストタイムをマークしてQ1を終えました。最終的に#24 Zが4位、#3 Zが5位でQ2進出を果たし、#12 Zは10位、#23 Zは11位で翌日のレースに臨むことになりました。

午後4時11分から上位8台による予選Q2が開始され、#24 Zの平手が1分26秒449で2位、#3 Zの高星が1分26秒452で3位と予選上位を獲得し、新型Zの性能向上が確認できる結果となりました。

決勝

決勝日の5月4日は晴天で、気温20度、路面温度33度の好コンディションに。午後2時30分にフォーメーションラップが開始され、100周のレースがスタートしました。開始直後に激しい首位争いが行われ、千代の#3 Zが2番手に上がり、#24 Zはポジションダウンとなりました。1周目を終えZ勢は#3 Zが2番手、#24 Zが5番手、#12 Zが8番手、#23 Zが10番手と3台がポジションアップ。2周目に#3 Zは後続に先行を許し3番手に。5周目には#24 Zが7番手、#12 Zが9番手にポジションを落とします。13周目に#23 Zの松田が#12 Zをかわし9番手に上がりました。

27周目、GT500クラスでは真っ先に#12 Zが1回目のピットインを行い、給油、タイヤ交換とバゲットから平峰にドライバーを交代しました。Nissan Z勢は35周目に#3 Zと#24 Zが、36周目に#23 Zが1回目のピットインを行い、それぞれ給油とタイヤ交換、ドライバー交代を行いました。#3 Zは千代から高星に、#24 Zは佐々木から平手に、#23 Zはクインタレッリから松田に交代し、レースは中盤戦へ。GT500クラスの全車が1回目のピットインを終えるタイミングの43周目、GT300クラスのマシンがクラッシュし、フルコースイエロー(FCY)が提示され、その後セーフティカー(SC)が導入。6周にわたる先導走行後、破損したバリア修復のためにレースは赤旗中断となりました。赤旗中断となった49周終了時点での順位は#3 Zが4位、#23 Zが8位、#12 Zが9位、#24 Zが12位となっています。

タイヤバリアの修復を終え、午後4時25分にSC先導でレースは再開されました。3周にわたる先導走行後にリスタートし、激しいトップ争いが展開されました。53周目に#3 Zは2番手に浮上し、トップに迫る勢いを見せます。#12 Zも53周目に7番手にポジションを上げ、上位争いに加わるべくペースアップ。55周目には上位車がペナルティを科され#12 Zが6番手、#23 Zが7番手となりました。59周目、トップを射程に捉えた#3 Zはメインストレートでトップの背後に迫り、オーバーテイクを狙いました。しかし、スロー走行中のGT300クラスのマシンがトップの走路変更により突然目の前に現れ、#3 Zの高星はそれを避けようとスピン、クラッシュを喫しました。このアクシデントによって、レースは再び赤旗中断となり、ガードレールの修復に時間を要しました。

赤旗中断となった59周終了時点での順位は#12 Zが5番手、#23 Zが6番手、#24 Zが10番手です。午後6時10分、SC先導で走行が再開されましたが、SC先導のまま規定時刻の午後6時20分を迎え、62周でレースは終了しました。レース終了直前、トップと2番手にペナルティの裁定が下され、#12 Zが3位、#23 Zが4位、#24 Zが8位に繰り上がり、正式結果となりました。

平峰 一貴 選手

「まずは高星選手が無事で本当に良かったです。今回、僕たちのクルマはバランスがあまり良いとは言えなかったのですが、結果的に3位になってポイントを獲得できた点は良かったと思います。ちょっと気持ちとしても難しいレースで、次戦の鈴鹿まであまり時間はありませんが、しっかりと身体を休めてすぐに準備に取りかかりたいと思います。今回のレースで得られた部分も合わせて取り組んでいきたいです」

ベルトラン・バゲット 選手

「言うまでもなく、本当にタフな1日でした。高星選手にケガがなくて、本当に良かったです。レースでは少し苦戦しましたが、タイヤのウォームアップが非常に良く、とても力強い走りができていたと思います。再スタートで平峰選手がいい走りを見せて、最終的に順位を上げることができて3位でフィニッシュしましたが、この結果には満足しています」

GT300クラスには6台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦し、予選2位の#10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が今季初優勝を達成しました。また、今季から参戦の#34 BUSOU raffinee GT-R(柳田真孝/井出有治)も好ペースを披露し順位を上げ、GT-R NISMO GT3の1-2フィニッシュを達成。5台のGT-Rがトップ10フィニッシュを果たしてポイントを獲得しました。